静的サイトジェネレータ Hugo を AWS 環境でホスティング、さらに自動ビルドを実行できる環境を AWS CDK で作ってみました。
Hugo を AWS 環境で運用したいという方の参考になれば幸いです。

目次

概要

タイトルの通り、 AWS CDK を使って静的サイトジェネレータ Hugo で生成したサイトをホスティング、さらに CodeCommit への Push をトリガーにした自動ビルド環境を構築します。
できあがる環境は下図のようになります。

Hugo in AWS

前に単純な静的サイトを S3 でホスティングする環境を CDK で構築しましたが、その静的サイト部分を Hugo にした形です。
本当は Route 53 と S3 の間に CloudFront を置いて HTTPS でアクセスできるようにしたほうがいいのですが、 AWS CDK の CloudFront モジュールは現在 (v1.1.9.0) は public preview なので利用しない形で実装しています。

前提

  • AWS CDK がインストールされている (執筆時点で最新の 1.19.0 を使用します)
  • Route 53 で独自ドメインのホストゾーンが作成されている
    今回は既存のホストゾーンに対してレコードを追加するような構成を考えます。

作ったもの

作った CDK プロジェクトはこちらです。

GitHub に置いているので、 clone して使います。

使い方

まずは clone してきます。

$ git clone https://github.com/michimani/hugo-pipeline.git
$ cd hugo-pipeline

npm パッケージのインストールと、 CDK プロジェクトの初期化をします。

$ npm install
$ cdk bootstrap

config ファイルをサンプルから作ります。

$ cp stack-config.yml.sample stack-config.yml

config ファイルは下記のような YAML ファイルになっています。

common:
  hugo_version: 0.62.0
  region: "<deploy-target-region>"

route53:
  zone_name: "<existed-hosted-zone-name>"
  zone_id: "<existed-hosted-zone-id>"
  subdomain_host: "<hostname-of-sub-domain (optional)>"

codepipeline:
  branch: master

各項目の設定値の詳細は下記の通りです。

  • common
    • hugo_version : 利用する Hugo のバージョンを指定します。この記事を書いている時点 (2020/1/1) では 0.62.0 が最新です。
    • region : AWS リソースを作成するリージョンを指定します。
  • route53
    • zone_name : あらかじめ Route 53 に登録してあるホストゾーンのゾーン名を指定します。
    • zone_id : ゾーン名のゾーン ID を指定します。ゾーン ID は Route 53 のコンソール等で確認します。
    • subdomain_host : ゾーン名のサブドメインとしてホスティングする場合は、ホスト名部分をしていします。サブドメインを使用しない場合は省略します。
  • codepipeline
    • branch : ビルドのトリガーとなる Push 先のブランチ名を指定します。

下記コマンドを実行して、スタックが生成されるかをテストします。
※ただし、テストについては未完成で、テストが通っても cdk deploy が失敗する場合があります。

$ npm run test

テストが通ったら synth して実際に生成される CFn テンプレートを確認します。

$ cdk synth
...

特に問題なければデプロイコマンドを実行します。
ただし、下記のように 2 つのコマンドを実行するようにします。

$ cdk deploy && cat ./cdk.out/codecommit_info.txt

すると、デプロイ完了後に下記のような出力がされます。

Please run following AWS CLI command to get generated CodeCommit repositry info.
    aws codecommit get-repository --repository-name repo-name --region region-code

指示の通り CLI コマンドを実行すると、 CDK によって生成された CodeCommit リポジトリの URL を確認することができます。

aws codecommit get-repository --repository-name repo-name --region region-code
{
    "repositoryMetadata": {
        "accountId": "123456789012",
        "repositoryId": "12345678-abcd-1234-efgh-d0f1ea0f43ab",
        "repositoryName": "repo-name",
        "repositoryDescription": "This is a repository of Hugo site.",
        "defaultBranch": "master",
        "lastModifiedDate": 1577774989.781,
        "creationDate": 1577774643.78,
        "cloneUrlHttp": "https://git-codecommit.region-code.amazonaws.com/v1/repos/repo-name",
        "cloneUrlSsh": "ssh://git-codecommit.region-code.amazonaws.com/v1/repos/repo-name",
        "Arn": "arn:aws:codecommit:region-code:123456789012:repo-name"
    }
}

この URL を リモートリポジトリとして、 Hugo のリポジトリに登録し、指定したブランチに Push すればビルドが開始されます。
(最後が雑)

新しい年が始まったので

静的サイトジェネレータ Hugo を AWS 環境でホスティング、さらに自動ビルドを実行できる環境を AWS CDK で作ってみた話でした。
2020 年になって新しい年が始まったので、これを機会にブログを始めようと思っている方もいると思います。
はてなブログやワードプレスもいいですが、 Hugo をはじめとした静的サイトジェネレータでブログを運用してみるのも面白いと思います。

静的サイト自体は様々な方法、環境で運用することはできますが、 AWS 環境で運用しようとしている方の参考になれば幸いです。


以上、よっしー (michimani) でした。

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