Amazon Linuxでyum update したらApacheが停止して起動もできなくなった
2018-05-10いつもどおり yum update
をしたら Apache が起動しなくなったので、そのときの対処メモです。
経緯
OS が Amazon Linux の EC2 インスタンスにログインした時に、yum のアップデートがあると sudo yum update を実行してください 的なメッセージが出ます。
特に理由がなければこれを実行して、yum でインストールされているもののアップデートを実施します。
今回も、これまで通り sudo yum update
を実行しました。
アップデート項目には、Linuxカーネル、httpd24など、これまでにもあったような内容だったので、y
を押してアップデートを実行、問題なく完了しました。
起こったこと
アップデート後、そのインスタンス上で動いている Webアプリケーションが落ちていました。
やったこと
Apache のステータス確認
$ sudo service httpd status
httpd is stopped
止まっていました。
Apache の起動・再起動
$ sudo service httpd start
Stopping httpd: [FAILED]
起動できません。
$ sudo service httpd restart
Stopping httpd: [FAILED]
Starting httpd: [FAILED]
再起動も出来ません。
error_log の確認
$ sudo less /etc/httpd/logs/error_log
すると以下のようなエラーが出ていました。(一部ぼかしてます)
[Tue May 09 22:10:56.170735 2018] [mpm_prefork:notice] [pid 13163] AH00169: caught SIGTERM, shutting down
[Tue May 09 22:10:56.292700 2018] [ssl:emerg] [pid 31332] AH02572: Failed to configure at least one certificate and key for 13.XXX.YYY.ZZ:80
[Tue May 09 22:10:56.292775 2018] [ssl:emerg] [pid 31332] SSL Library Error: error:140A80B1:SSL routines:SSL_CTX_check_private_key:no certificate assigned
[Tue May 09 22:10:56.292780 2018] [ssl:emerg] [pid 31332] AH02312: Fatal error initialising mod_ssl, exiting.
ググってみると、SSL まわりの設定が原因とのこと。
httpd.conf の修正
ここ
によると、/etc/httpd/conf/httpd.conf
のバーチャルホストの記述に問題があるとのことだったので、それを修正。
修正前
<VirtualHost *:443>
DocumentRoot /var/www/hogehoge/public
ServerName hogehoge.com
</VirtualHost>
修正後
<VirtualHost *:443>
DocumentRoot /var/www/hogehoge/public
ServerName hogehoge.com
SSLEngine on
SSLCertificateFile /etc/pki/tls/certs/hogehoge.crt
SSLCertificateKeyFile /etc/pki/tls/private/hogehoge.key
</VirtualHost>
証明書の場所を明示しないとダメだったようです。
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