AWS Loft Tokyo で開催された AWS Start-upゼミ に行ってきました
2018-10-25今月 目黒にオープンした AWS Loft Tokyo。そこで開かれたセミナー「AWS Start-upゼミ::デモ祭り」に行ってきました。AWS Loft に行くのも初めてだったのでそのあたりのことも触れます。
AWS Loft Tokyo とは
“AWS Loft は、AWS を利用中のスタートアップおよびデベロッパーのための施設です。 リラックスした雰囲気のコ・ワーキングスペースや毎週開催される様々なセミナー、AWS のテクノロジーに熟達した AWS のソリューションアーキテクトやサポートエンジニアへいつでも技術的な相談が可能な「Ask An Expert カウンター」もご用意しております。”
とあるように、最近話題のコワーキングスペースです。しかし他のコワーキングスペースと違って、利用できるのは AWS アカウントを持っている人 で、その利用料金はなんと 無料 です。 ただ、営業時間が 「平日(月〜金) 10:00 〜 18:00」となっています。
今回はセミナーでの訪問ということで、営業時間後の 18 時過ぎに入りました。 日中は賑わっているという話を聞いていましたが、さすがに営業時間語だったので人はまばら。というか、セミナー参加者しかいませんでした。
エレベータのドアはダンボール仕様。
天井からは植物。
Amazon の端末が置かれてます。
フロアは広いスペースがメインで、カウンター、テーブル、ソファなど様々な場所で作業ができるようになっています。 奥の方には個室もありました。
AWS Start-upゼミ
AWS Loft のオープン当日から、営業時間後を中心に様々なセミナーが開催されています。 今回参加したのは
[AWS Start-upゼミ::デモ祭り] よくある課題を一気に解説 & デモ! 〜御社の技術レベルがアップする 2018 秋期講習〜
です。 AWS Start-up ゼミシリーズとして過去に 2017 秋期講習 、 2018 春期講習 が開催されており、今回はそれらの内容をアップデートしながら、個々の課題についてデモをやりまくる という内容でした。 今回が初めての参加でしたが、ほとんどは初参加の人たちだったようです。
内容
トピックとしては下記のような内容でした。
- ログの扱い
- デプロイ周りちゃんとやりたい
- コンテナを使いたい
- 運用監視をちゃんとしたい
- コスト下げたい
- WebSocket でリアルタイムになにかやりたい
- セキュリティについて
本当は 15 項目くらい準備されていたようですが、時間と内容を完全に見誤った (担当者談) らしく、かなり詰め込んでこれだけの内容になりました。 スピーカーは AWS ソリューションアーキテクト (SA) の方 2 名でした。 どれも具体的な運用方法、ハマりがちなところなどを説明していただきましたが、正直自分の理解力が追いつかず、新たに知ることが多かったです。
なので、濃い内容はおそらく後日 公式に公開されるので、各トピックについてざっくりと書いておきたいと思います。
1. ログの扱い
- とりあえず S3 にためる。話はそれから。
- Kinesis Data Firehose を使えばストリーミングデータを S3 とかに簡単に投げられる
- S3 に入れてしまえば、あとは Athena や Redshift といったデータレイクで解析
2. デプロイ周りちゃんとやりたい
- キーワードは ステートレス
- デプロイは push 型ではなく pull 型
3. コンテナを使いたい
- The Twelve-Factor App 必読
- とりあえずやるなら Fargate がシンプル
4. 運用監視をちゃんとしたい
- 各サービスのモニタリング項目を把握
- 何がどうなるとやばいか
- 通知、リカバリアクションを決める
5. コスト下げたい
- 構成をクラウドに最適化 ← ここでもステートレス
- スポットインスタンス、リザーブドの活用 (スピード感と費用のバランス)
- 違う視点でアーキテクチャを考える (サーバレス構成にしてみる)
6. WebSocket でリアルタイムになにかやりたい
- AWS AppSync (マネージドな GlaphQL のようなもの) を活用する
- ALB と WebSocket サーバをつなぐ (スケーリングがしやすくなる)
- 接続が切れたらリトライすればいい というポリシーで実装する
7. セキュリティについて
- 予測 → 防御 → 検知 → 対応
- まず最低限
- Well-Architected Framework でリスクの洗い出し
- 業界・業種に応じた遵守事項に従う (GDPR など)
ざっくりとはこのような内容でした。 Docker についてはもっと自分で触らないとやばいなと、取り残されてる感を感じました。
まとめ
ゼミの内容については、個人的には結構難しい内容ではありましたが、AWS のサービスを使った各トピックの実例や構築パターンを知ることができたので良かったです。 AWS Loft に関しては、とりあえず平日の昼間に来てコワーキングスペースとして作業したいですね。自分の顔のラテアートも飲みたいですし。
セミナーについてはまだまだ開催予定とのことなので、興味のある方は行ってみてはどうでしょうか。
ちなみに今回はうまい棒 (AWS ver.) が食べ放題でした。
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