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AWS の Beta サービスを使うときの条件について AWS サポートに問い合わせてみた

2019-08-05

先日 AWS の Beta サービスを使用する時の注意点について書きましたが、その内容について念のため AWS サポートに問い合わせてみました。その回答が返ってきたのでその回答が返ってきたのでその回答内容と、あらためて注意点について振り返ってみます。

前回までのおさらい

AWS の Beta サービスを利用するにあたっては、利用に際して AWS Service Terms に記載されている 1.10 項に同意する必要があります。
この 1.10 項には 1.10.1 から 1.10.10 まで条文がありますが、ざっくり掻い摘まむと、

という内容でした。ここまでは前回書いた内容です。

AWS Service Terms の原文は以下。

上に挙げた内容のうち、最後に書いた Beta サービスを使って得られた情報は開示しない について、 AWS サポートに問い合わせてみました。

AWS サポートへの問い合わせ

経緯

そもそも問い合わせようと思ったのは、先日某サービスが public beta として利用可能になり、そのサービスを実際に使ってみたというブログを書いたのが発端です。
この記事が公開後に想像以上に反応があり、 PV 数もブクマ数も過去最高値を記録しました。(普段が低すぎるのですが)

そんななかで、 「この記事って AWS Service Terms の 1.10.8 に引っかかりませんか?」 という指摘をいただきました。
お恥ずかしながら AWS Service Terms の beta サービスに関する記述に関しては把握していなかったので調べてみると、確かに引っかかりそうな内容でした。というか引っかかる可能性しか無いなと思いました。

こういう条文を読むのは慣れていないので、今後のためにも AWS サポートに問い合わせてみることにしました。
というのが経緯です。

問い合わせ方法

AWS のマネジメントコンソールからサポートページを開いて、新たなケースを作成します。

Create new support case

サポートプランは Basic なので、気長に返答が来るのを待ちます。
問い合わせ内容としては、こんな感じで書きました。

support case content

ちなみに、 サポートケースの適切な作成方法については公式ページに書かれているので、参考にしましょう。

サポートからの回答

問い合わせたのは金曜日の午後だったので、土日を挟んで次の週の火曜日に一旦返答がありました。そこでは 担当部署に確認しておりますので、しばらくお待ちください という内容でした。
そして、その次の週の月曜日に下記の通り回答がありました。

support response

やはり、 1.10.8 から読み取った内容に齟齬はなかったようで、 SNS やブログ等への開示は不可 のようです。
書かれている通りといえばそれまでなんですが、確認できたのでよかったです。

また、回答の中にもあるように AWS カスタマーアグリーメント (PDF) の以下の文面も確認しておいた方がよさそうです。

13.9 秘密保持および公表
サービス利用者は、AWS 秘密情報を本契約上認められる、提供される本サービス内容の利用に関連してのみ使用することができるものとする。サービス利用者は、本契約期間中およびその終了後 5 年間、いかなる時も、AWS 秘密情報を開示してはならないものとする。サービス利用者は、AWS 秘密情報の開示、流布、または不正使用を防止するために、同様の性質を持つ自己の秘密情報を保持するために採用する手段を最低限含む、すべての合理的な方法をとるものとする。サービス利用者は、本契約またはサービス利用者による提供される本サービス内容の利用に関して、いかなるプレスリリースも、その他の発表や広告もしないものとする。

つまり、 beta サービス利用中に取得した情報 (= 秘密情報) は、たとえそのサービスが正式リリースされたとしても、 AWS を利用している期間中およびその終了後の 5 年間は開示してはいけないということになります。
なので、正式リリースされああとに 「beta のときはこうでした」 みたいなのもダメなんですね…。

実際にサポートに確認してみてよかったです。
ご対応いただいたサポートの方、ありがとうございました。

まとめ

AWS の Beta サービスを使用する時の条件についてサポートに問い合わせてみた話でした。
Beta サービスとはいえ新しいサービスが使えるようになるとすぐに使いたくなってしまいますが、 AWS Service Terms に書かれている条件に合意したうえでの利用というのを認識しないとダメだなと思いました。

なんか当たり前のことを再確認したような内容でしたが、参考になれば幸いです。気になる方はぜひ一度 AWS Service Terms を読んでみてください。


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