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スマホのメイン回線を楽天モバイルから LINEモバイルに変更して 10 ヶ月くらいたったので使用感をざっくり比較してみます

2018-12-26

今年の 2 月に、2 年間ほど利用していた楽天モバイルから LINEモバイルに変更しました。
LINEモバイルと言えば、本田翼の CM が最高に可愛いですね。

ということで、LINEモバイルに変更してからまだ 10 ヶ月ほどですが、楽天モバイルとの諸々の比較をしていきます。同じ LINEモバイルでも、この 10 ヶ月の間に docomo 回線から Softbank 回線に変更してそれぞれ 5 ヶ月ずつくらいの利用しているので、その辺の違いについても書きたいと思います。

LINE Mobile

どんな使い方をしているのか

諸々を比較する前に、前提条件として 通話・モバイルデータ通信の使用状況について書いておきます。

通話

電話はほとんどしません。
店の予約などに使用するくらいで、毎月の通話合計時間は 0 〜 5 分程度です。

モバイルデータ通信

以下、今月 (26日まで) の利用状況です。

mobile data

基本的にモバイルデータ通信を利用しているのは、平日は通勤時間帯のみで、用途としてはネットニュースやブログ記事などを見る程度で、ゲームや動画視聴はほとんどありません。休日は主に Google Map と SNS の利用で、こちらもゲームや動画視聴はありません。
上のスクショからもわかるように、通信量の大部分を SNS (Twitter, Instagram) が占めています。後述しますが、 LINEモバイルではこれらの通信量がカウントされないので、だいぶ助かってます。

楽天モバイル と LINEモバイル の比較

料金

まず、料金の比較です。
楽天モバイル、 LINEモバイル どちらも 通話 SIM で、毎月のデータ通信量が 3 GB のプラン (楽天モバイルは 3.1 GB) を利用しています。 (していました)
また、どちらも かけ放題などの各種オプションは利用していません。

プラン名 料金 (通話 SIM, 税別) 通話料
楽天モバイル 3.1 GB プラン 1,600 円 10円/30秒
LINEモバイル コミュニケーションフリープラン 3 GB 1,690 円 10円/30秒

月額費用としては楽天モバイルのほうが月額 90 円安いので、年間で 1,080 円安いことになります。

その他のプラン

ただし、 LINE モバイルのコミュニケーションフリープランでは、下記のアプリ利用時の通信量がカウントされません。

上のスクショからもわかるように、私の使い方では Twitter, Instagram を利用することが多いため、これらの通信量がカウントされないのは 90 円以上の価値があると思っています。
実際、 iPhone 上でのデータ通信量は 4.2 GB (およそ 4,200 MB) となっていますが、 LINE モバイル上でカウントされているデータ通信量は 1,232 MB となっています。今月が特別少ないわけではなく、毎月これくらいの値になってます。
なので、同じ 3 GB であっても、 LINE モバイルであれば用途によってはその半分も利用しない (ことになっている) ということになります。

実際、楽天モバイルのときは毎月の 3.1 GB をほぼほぼ使い切ってしまい、1ヶ月だけ 5 GB プランにしたりして過ごしていました。
LINE モバイルにしてからは、毎月 1 〜 1.5 GB ほど余りが出るので、それを次の月に繰り越していくことで毎月付与される 3 GB をまるっと繰り越せる状態になっています。なので、実質 毎月 6 GB 分くらいは利用できる状態です。

楽天モバイル データ通信量

こんな感じで、最近では毎月 前の月の繰越分だけでまかなえている状態です。

通信速度、通信エリア

肝心の通信速度、通信エリアについてです。
それぞれの具体的なスピードとかはしっかり測定してこなかったので、次の 5 つの場所について、それぞれの通信状況、位置情報の正確さがどんな感じだったかを書いていきます。文字だけだとあれなので、独断と偏見を含んだ形で各項目 1 〜 5 で点数付けしてみることにします。

① 屋内 : 俗に言う屋内
② 屋外 : 俗に言う屋外
③ 電車内 (地上) : 地上を走ってる電車の車内
④ 電車内 (地下) : 地下を走ってる電車の車内
⑤ 郊外 (ちょっとした山間部) : 箱根とか奥多摩とか、そのあたりを想像してください

楽天モバイル (docomo 回線)

①: 2
②: 2
③: 1
④: 1
⑤: 2

とにかく全体的に電波が悪かった印象です。
屋内・屋外問わず速度には不満ばかりで、位置情報の取得にも時間がかかったり正確でなかったりしていました。電車の車内では、地上・地下問わず更に電波が悪く、通常のニュースサイトですら表示に時間がかかっていました。位置情報をほとんど掴まないので、当時流行っていた Pokemon Go も全然楽しめませんでした。
当時は WiMAX のポケット Wi-Fi を持っていたので、それ経由での通信が主な手段でした。WiMAX の電波も良いとは言えなかったので、だいぶストレスがありました。
ちなみに利用していた期間は 2016年4月 〜 2018年2月 の間ですが、最後の数カ月は若干速度もエリアも改善した気がしていました。とはいえ、気の所為レベルです。

LINEモバイル (docomo 回線)

①: 3
②: 3
③: 3
④: 2
⑤: 3

同じ docomo 回線ではありましたが、楽天モバイルの頃と比べると格段に良くなった印象がありました。
屋内・屋外問わず特に不満はないですが、さすがにアプリのアップデートをやろうとすると結構な時間がかかっていました。まあ、基本的には Wi-Fi つないでるときにやりますが、どうしても今アップデートしたい!というときには不便でした。
また、電車の車内 (地下) では遅いと感じることが多かったです。
位置情報に関しては、地上であれば割とすぐに拾ってくれます。地下では誤差があったり、取得に時間がかかったりしますが、まったく拾わないわけではないので問題ない感じです。Pokemon Go も普通にできます。

LINEモバイル (Softbank 回線)

①: 4
②: 4
③: 4
④: 3
⑤: 3

ほぼ不満ありません。
電車内 (地下) でたまに遅いときがありますが (特に帰宅ラッシュ時間帯) 、ストレスを感じるほどではないです。100MB くらいのアプリであればインストール・アップデートも待たされる感はありません。
位置情報に関しては docomo 回線にくらべて、取得までの時間が早くなったと感じます。Pokemon Go でも起動時の位置情報取得にかかる時間が短くなってます。
LINE モバイルの Softbank 回線は今年の 7 月くらいから提供が開始されたばかりでユーザ数も少ないから快適に使えているという可能性はありますが、現状では特に不満はありません。
もちろんこの前の大規模障害では影響を受けましたが、まあ他のキャリアで起こった場合はその回線がダメになるので、そのあたりは特にマイナス要素とは思っていません。


ちなみに、通話品質につては 3 パターンとも特に差はなく普通に会話するのに支障ないレベルの品質です。

まとめ

楽天モバイルと LINEモバイルの諸々をざっくりと比較してみました。
結論としては、 LINEモバイルの Softbank 回線が一番快適です、ということですね。
まあ、通信速度や品質に関しては場所・時間によって大きく差が出る部分なのでこのレビューの内容がすべて正しいとは言えませんが、主要 3 キャリアから格安 SIM への乗り換えを検討している場合の参考になれば幸いです。


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