さくらレンタルサーバーで Python3 系を使う
2018-08-01さくらのレンタルサーバー (スタンダードプラン) で Python3 系 を使えるようにしたときのメモです。
以前に Amazon Linux で Python3 系を使えるようにしたので同じ方法で出来ると思ったんですが、ちょっとだけ違いました。
やりたいこと
さくらのレンタルサーバー (スタンダードプラン) で Python3 系 を使えるようにします。
python3
コマンドではなく python
コマンドで使えるようにします。
また、前提としてシェルを bash
に変更しています。
さくらレンタルサーバーのデフォルトでは csh
になっています。
ログインシェルを bash
に変更する場合は、下記コマンドを実行して再ログインします。
$ chsh -s /usr/local/bin/bash
やること
Amazon Linux のときと同様に、pyenv を使います。
ただし、今回は pyenv に加えて pyenv-virtualenv も必要です。
手順
1. pyenv インストール
$ git clone https://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv
2. pyenv-virtualenv インストール
$ git clone https://github.com/yyuu/pyenv-virtualenv.git ~/.pyenv/plugins/pyenv-virtualenv
3. パス設定
~/.bashrc
に下記内容を追加します。
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
export TMPDIR="$HOME/tmp"
export PYTHON_PATH=./
eval "$(pyenv init -)"
eval "$(pyenv virtualenv-init -)"
.bashrc
を再読込します。
$ source ~/.bashrc
4. pyenv で欲しいバージョンをインストール・設定
ここからは普通に pyenv を使います。
インストール可能なバージョンを確認。
$ pyenv install --list
Available versions:
2.1.3
2.2.3
.
.
.
3.6.5
3.6.6
3.6.6rc1
3.7.0
3.7-dev
.
.
.
任意のバージョンをインストール。
$ pyenv install 3.6.6
Downloading Python-3.6.6.tgz...
-> https://www.python.org/ftp/python/3.6.6/Python-3.6.6.tgz
Installing Python-3.6.6...
Installed Python-3.6.6 to /home/hoge/.pyenv/versions/3.6.6
デフォルトで使うバージョンに設定。
$ pyenv versions
* system (set by /home/hoge/.pyenv/version)
3.6.6
$ pyenv global 3.6.6
$ python -V
Python 3.6.6
以上です。
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