AWS 認定資格のうち、アソシエイトレベルの 3 種類 (DVA, SAA, SOA) に合格したので、その勉強法とかについて書いていきます。

目次

TL;DR

  • Developer Associate (DVA) と SysOps Administrator Associate (SOA) に 1 ヶ月の対策で合格しました
  • 明示的な試験対策以外にも日頃からの情報収集が大事
  • 来年は Professional 2 種類 合格したい

前置き

タイトルでは アソシエイトレベル 3 種類 と書いていますが、今回の記事では 12 月に受験して合格した Developer Associate (DVA)SysOps Administrator Associate (SOA) について書きます。

Solutions Architect Associate (SAA) については 6 月に受験して合格した際に記事を書いているので、そちらも参考にしてみてください。

また、 AWS 認定資格そのものについても上の記事で書いてますので、今回は省略します。

受験した試験について

今回受験したのは Developer Associate (DVA)SysOps Administrator Associate (SOA) の 2 試験です。
DVA は開発者向け、 SOA は運用者向けの資格試験という感じですが、内容的には SAA と重複するような部分も多くあります。

じゃあ、実際にどのあたりが違うのか、 SAA との違い、追加で試されているなと思った部分などを、個人の感想レベルですが書いていきたいと思います。

Developer Associate (DVA)

開発者向けの資格試験ということで、 AWS のリソースを使った開発における問題が出るようになっています。
例えば、

  • CLI からリソースを操作するときの具体的なコマンド
  • DynamoDB のユニットキャパシティの計算
  • ある操作をする際に実行すべき API

など、実際にある程度 AWS 環境での開発をしていないとわからないような問題が出てきます。

また問題にされるサービスもより開発に近いサービスになっていたり、それぞれのサービスを利用する際の詳しい手順や実際のユースケースでの課題解決方法なども出てきます。
下記はサービスと問題の例です。

  • SQS
    • 効率的なメッセージの取得方法
  • Lambda
    • リトライされる条件、同時実行数制限
  • CodeCommit, CodeBuild, CodeDeploy, CodePipeline
    • 実行時のエラー理由 (権限不足など)
  • API Gateway
    • 複数環境へのデプロイ

などなど、とにかく触ってないとわからないなという印象でした。

実際に自分が受験したときは ECR, ECS といったコンテナ関連の問題も出題されており、そのへんはほとんど触ったことがなかったので苦戦しました。

これらはあくまでも SAA からの追加要素なので、 SAA の中にあった可用性やセキュリティに関する問題も出ますし、それらの内容もより突っ込んだというか、実際に設定する値とかまで踏み込んでいるという印象です。

AWS 認定デベロッパー – アソシエイト認定

SysOps Administrator Associate (SOA)

運用者向けの資格試験ということで、 AWS 環境でのアプリケーションの運用に関する問題が出るようになっています。
例えば、

  • オンプレ環境からの AWS 環境への移行
  • オンプレ環境と AWS 環境の連携時のネットワーク設定
  • 適切な IAM ロールの設定

などです。ざっくりとまとめると、様々なケースでのベストプラクティスを適切に導き出せるか、というポイントが大きいと思います。

なので、 DVA と同じく SOA に関しても、ある程度 AWS 環境でいろんなサービスを触っていたり、様々なユースケース、事例を知っている必要があります。
特にセキュリティに関する内容は出題数も多くなっていて、どのサービスで何ができるのか (異常を検出するだけなのか、その後の修正・パッチ適用までできるのか など) を理解していないといけません。
SAA からの追加でよく問題に出てくるサービスと、その例については下記のような感じです。

  • AWS Systems Manager
    • EC2 へのセキュリティパッチ適用
    • パラメータの管理
  • CloudFormation
    • 既存リソースの適切なアップデート手順
  • Route 53
    • 各ルーティングポリシーの特徴
  • Direct Connect
    • ユースケース、メリット

DVA と比較すると、実際に触ってはいなくても情報さえ入れておけば乗り切れるところもありますが、やはり触っていることに越したことはないです。

SOA についても SAA に出ていた内容が引き続き出たり、より深く聞いてきたりします。
例えば IAM に関してだと、実際に実行したいアクションに必要なポリシーは何か、というところも抑えておくとスコアが伸びると思います。

AWS 認定 SysOps アドミニストレーター – アソシエイト認定

試験対策

では、実際に DVA と SOA の受験に対する対策として何をやってきたかを書いていきます。

(明示的な) 対策期間

SAA に受験・合格したのが 7 月頭で、そこから 12 月中旬まで約半年ありますが、何か特別なことをし始めたのは試験の 1 ヶ月前からです。
11 月中旬になって「他のアソシエイト試験、来年に持ち越すのはなんか気持ち悪いなー。なんとなく行けそうな気がするし受けるか」と思って受験日を決めました。
何回も試験会場に行くのは面倒なので、 2 つの試験を同日の午前と午後に入れました。

exam Schedule

なかなかハードスケジュールですが、自分はそれくらいしないと火が着かないので、追い込まれてやる気が出る人にはおすすめです。

1 ヶ月間でやったこと

じゃあその 1 ヶ月で何をやったかというと、資格対策本を読んで、模擬試験を受けて、各サービスの概要を調べて、もう一度同じ資格対策本を読む…というのをやりました。スケジュール感は下記のとおりです。

時期 やったこと
11 / 13 資格対策本を読み始める
12 / 11 模擬試験を受ける
12 / 11 〜 各サービスの概要を調べる (AWS 公式ページ)
12 / 18 資格対策本を読み終える (1回目)
12 / 21 資格対策本を読み終える (2回目)
12 / 22 (試験当日) 資格対策本の気になるところを読む

だいぶ詰め込みすぎました。

対策本について

今回使用した対策本は AWS認定アソシエイト3資格対策~ソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOpsアドミニストレーター~ という本です。

AWS 認定資格の試験対策として物理的な本を買うというのは、正直乗り気ではありませんでした。というのも、日々アップデートがされるサービスに対して、ある一時点の情報をもとにして作成されたものでは対策が十分でない場合があるからです。
あとは、対策本を買ってしまうと、資格の取得が最終目的になってしまうようなイメージもあって、敬遠していました。

ただ今回はこの本を買ってみて、まあまあ満足しています。
アソシエイト 3 種類の対策本となっていることから、分野ごと (コンピューティング、ストレージ、セキュリティ など) に章立てされて各サービスの解説がされており、それぞれの章末には問題が数問ついています。
また、各分野に対してどの試験でよく聞かれるかという分類もされているので、各試験の対策として必要な部分を読むことができます。

さらに、 DVA や SOA の範囲に入ってくるであろうサービスに関しては、 AWS のチュートリアルページのリンクも記載されています。そこも合わせてチェックできればとても効果的です。

ただし、各章の章末問題に関しては正直難易度が低すぎるので、直接実際の試験問題の対策になることはありませんでした。あくまでもその章に出てくるサービスの概要確認というレベルで捉えたほうがいいです。

模擬試験について

今回は模擬試験を試験当日の 10 日前くらいに受けたんですが、この時点では DVA の正答率が 75 % 、 SOA の正答率が 65 % でした。 ちなみに本試験では 72 % (720/1000) が合格ラインです。
ただ、模擬試験についてはあくまでも模擬試験なので、ここでの正答率に一喜一憂するのは良くないです。

前回 と同じように、わからなかった問題に出てくるサービスについては公式ページで概要と、「よくある質問」ページを見て理解を深めます。
模擬試験の受験には 2,000 円 + 税/回 かかるので何度も受験するのは現実的ではないですが、 1 回は受けておいたほうがよいと思います。

また、個人的には模擬試験を受けるタイミングは、試験対策を始めてからあまり日が経っていない頃が良いと思います。
理由としては、本試験直前に模擬試験を受けて、スコアが低いと精神的ダメージを受けるからです。
対策開始当初であればスコアが低いのは当たり前なのでダメージも小さく、また早期に自分の苦手なところが発見できるというメリットもあります。

これに関しては人それぞれ (と言ってしまえばおしまい) ですが、勉強の仕方としては良いかなと思います。

(明示的でない) 対策期間

まあこれは日頃からどれだけ AWS 対して触れているか (サービス利用、情報収集) ということです。
実際に対策本を読んで模擬試験を受けて…とやったのは 1 ヶ月程度でしたが、 SAA 合格からの半年、というかこの 1 年は AWS に関して触れている時間が結構長かったと感じています。
例えば、 AWS 関連のセミナーとかハンズオンに参加してみたり、以下のブログや公式のお知らせで日々のアップデートを追いかけたりしていました。

もちろん、それらから得られた情報すべてを理解して自分のものにできているわけではないですが、「あのサービスってこういう使い方するんやー」とか「新しくあんな機能追加されたんやー」とか、なんとなくでも情報を得ることはできます。
DVA や SOA では、実際の開発や運用などのより具体的な内容に関して出題されるので、セミナーや各種ブログで情報を追っていたのは大きかったと思います。

まとめ

AWS 認定資格 アソシエイトレベルの 3 種類 (DVA, SAA, SOA) のうち、 DVA と SOA の勉強法とか SAA との違いについて書きました。
なかなかハードスケジュールでしたが、なんとか年内にアソシエイト 3 種類合格することができて良かったです。

AWS に関するイベントに行くと、登壇者のスライドの事項紹介ページで認定バッチが並んでいる場面をよく見ますが、自分もとりあえず 3 つ並べる事ができるようになって、ニヤニヤしています。

Certified Badges

ただ、認定資格の取得でおわりではなく、引き続き日々のアップデートを追いかけて、実際に手を動かして、さらに理解を深めていく必要があると思っています。
来年は Professional レベルの 2 種類の取得を目標にがんばります。

SAA の合格体験記は検索でもたくさんヒットするのですが、 DVA と SOA に関してはあまりそういった記事がないという印象だったので、受験を考えている方の参考になれば幸いです。


以上、よっしー (michimani) でした。

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