AWS では Beta や Preview としてサービスが利用できるようになることがあります。それらの、まだ正式リリースされていないサービスを使用する際に注意すべきことをメモしておきます。

AWS Service Terms

AWS のサービスを利用する際の規約があります。それが AWS Service Terms です。
各種言語に翻訳されたものもありますが、あくまでそれらは便宜上提供されているものなので、英語版を正とします。

AWS Service Terms

内容としては、 AWS で利用できる各サービスと、認定試験およびトレーニングに関する規約です。その一部として、 Beta Service Participation というパートがあり、 Beta サービスの利用に関する規約が書かれています。

これを書いている時点 (2019/07/28) では、最終更新日が 2019/07/22 となっています。AWS Service Terms は頻繁に更新されているようなので、この記事をご覧になる頃には情報が古くなっている可能性があります。

Beta Service Participation

AWS Service Terms の中の 1.10 が Beta Service Participation となっていて、 Beta サービスの利用に関する規約となっています。
ここでいう Beta サービスとは、“beta”, “preview”, “pre-release”, または “experimental” などと書かれている試験的なサービスおよびリージョンのことを指します。

項目としては 1.10.1 から 1.10.10 までの 10 項目で構成されており、わかりやすいところだと下記のような内容があります。

  • サービスの内容変更、提供終了は AWS がいつでも実行できる
  • 事前メンテナンスについて通知はされない
  • バグ、瑕疵が含まれる可能性があるため AWS および関連会社は全ての保障をしない

まあ、 Beta なので自己責任で使ってねという感じです。それはそうでしょう。納得です。

ひとつ気になったのが、 1.10.8 の内容です。

1.10.8 Beta Materials, Test Observations, Suggestions concerning a Beta Service or Beta Region, or any other information about or involving (including the existence of) any Beta Service or Beta Region are considered AWS Confidential Information. You will not disclose (including, but not limited to, in a press release or public statement) any Beta Materials, Test Observations, Suggestions concerning a Beta Service, or any other information about or involving (including the existence of) any Beta Service, except as agreed by AWS in writing.

翻訳すると、 Beta サービスの素材、テスト結果、その他 Beta サービスに関する情報 (Beta サービスの存在自体を含む) については全て AWS の秘密情報とされ、それらを一切開示しない という内容です。

つまり、 Beta として提供されたサービスをちょっと触ってみて、それで得られた情報 (ログやコンソール上の表示など) をブログなどで公開することは、この 1.10.8 に抵触します。

Beta サービスによっては、マネジメントコンソールの Get Started 的な画面で By using this service you agree to Section 1.10 “Beta Service Participation” in AWS Service Terms といった内容の文章が書かれており、利用するにあたっては AWS Service Terms の 1.10 に同意する必要があります。

なので、 一切開示しない にも同意することになります。たとえそのサービスが Public beta であってもです。

せっかく試してみるなら、その結果を共有したくなるものだと思うんですが、仕方ないですね。

まとめ

AWS の Beta サービスを使うときに注意することについて書きました。
実は最近 public beta として公開されたサービスについて実際に触ってみたブログを書いたんですが、どうやらその記事も怪しいと言うことで削除いたしました。
このブログ始まって以来のプチバズり、ブクマも 50 以上つけていただいていたのですが、申し訳ございません。
まあ、やってる内容は AWS 公式のブログでやっていることと同じなのでそちらを参照してください。

一応、本当にダメなのか AWS のサポートには問い合わせているので、何か進展あれば追記したいと思います。


以上、よっしー (michimani) でした。

Share to ...

Follow on Feedly

comments powered by Disqus