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一般的なエンジニアとしてそれっぽいテレワーク環境を整えてみた

2020-04-09

テレワークが本格的に始まって 1 ヶ月が過ぎたので、その間に試行錯誤しながら準備した作業環境が一旦それっぽい感じで落ち着いたのでご紹介します。なお、タイトルはプチバズを起こしているブログ記事のパロディです。クラスメソッドの社長さんの記事ですが、おもしろさと現実味と勢いがすごいです。トータルで、めちゃくちゃ羨ましいです。

目次

試験的導入から本番導入へ

私の所属している企業では、今年に入ってから試験的にテレワークと時差出勤が導入されていました。試験的というのは、今年開催される予定だった東京オリンピックに備えて、その期間に問題なくテレワークできるように色々試しておこうという目的からです。試験的なので週 2 日を上限にテレワークしてみる、という状態でした。それが COVID-19 の影響から、週 2 日の上限を撤廃 -> テレワーク推奨 -> 原則テレワーク と、試験的導入から一気に本番導入になりました。

そこから 1 ヶ月が過ぎて、ある程度 自宅での作業環境が整ってきました。もともとあった物、テレワークが始まってから購入したもの、どちらもありますが、今回は現在の作業環境をご紹介したいと思います。

快適な広い作業環境

会社では 27 インチのサブディスプレイが支給されていたので、そちらをメインにして作業をしていました。自宅でも快適に作業をするためにデュアルディスプレイで作業しています。使用しているのは、 BenQ EL2870U です。

Remote work sub display

これはもともとスマブラ SP を快適にプレイしたいと思って 1 年くらい前に購入していたもので、 BenQ のシリーズの中でも ゲーミングモニター に分類されるモニターです。28 インチ 4K HDR 対応となっていて、目にも優しく、解像度も高いので作業環境が広く、快適に作業をすることができます。

快適な手元の作業環境

続いては手元の作業環境、キーボードとマウスです。
会社では Apple のワイヤレスキーボードを使用していましたが、いま自宅で使用しているのは REALFORCE for MAC です。

Remote work keyboard

前から気になっていましたが、決して安いものではないのでなかなか踏み切れずにいました。しかし、買うなら今でしょっていうくらいの状況になったので、重い腰をあげて購入しました。高い買い物でしたが、これは本当に買ってよかったです。もう Apple のキーボードには戻れないです。快適すぎます。詳しいレビューについては個別に書いているので、購入を考えている方は参考にしてみてください。

マウスなんですが、色々考えた結果やっぱりトラックパッドが便利だなという結論になりました。古い iMac についてきた Magic Trackpad が手元にありましたが、乾電池駆動というのがイケてないので、新たに Magic Trackpad 2 を購入しました。

Remote work trackpad

旧 Trackpad との違いは

です。基本的にはパワーアップしているんですが、傾斜に関しては旧型の方が良かったですね。

マウスではなくトラックパッドにしたことによるメリットとしては、やはり Mac の優秀なジェスチャがそのまま使えるという点ですね。指の本数、ピンチ、上下の移動などで様々な動作をすることができるので、そこはトラックパッドが優秀な部分です。

ちなみに黒 (スペースグレイ) もありますが、白よりも値段が高いです。

快適な音声環境

テレワークが始まり、当たり前ですが会議などは全てオンラインです。その際に、こちらの音声を良い感じに相手に伝えるためには外部マイクが必要になります。というこで使用しているのが、 TASCAM DR-07X です。

Remote work outor mic

マイクアームは準備できていないので、ゴリラポッドでディスプレの上部に引っ掛けてます。

DR-07X は公式ページに

簡単操作で高音質録音を提供するコンパクトなハンディレコーダーです。

DR-07X | 製品トップ | TASCAM (日本)

とあるように、いわゆるリニア PCM レコーダーなんです。ただし、 USB 接続できるオーディオインターフェースが搭載されているので、外部マイクとして使用することもできます。マイク部分は可動式の単一指向性マイクで、自分の声をしっかり届けたいときは閉じた状態で、周りの音も届けたい場合は開いた状態で使うことができます。まあ、会議中に周りの音を届けたい場面はあまりないと思いますが。意外と安価なのでおすすめです。

DR-07X については昨日届いたばかりなので、またあらためて個別のレビュー記事を書きたいと思います。

快適な着座環境

長い時間座って作業するので、快適な着座環境が必要になります。自宅で使っているのは AKRacing Pro-X です。

Remote work chair

こちらもスマブラ SP を快適にプレイしたいという思いから準備したもので、使い始めてから半年くらい経ちます。ワンルームでお世辞にも広いとは言えない部屋に置くと存在感がすごいですが、快適さも半端ないです。ふつうに座って作業するもよし、座面にあぐらをかいて座るもよし、リクライニングをフルに倒して昼寝をするもよし。とにかく丸一日座っていてもお尻が痛くなったりすることはありません。

ゲーミングチェアってめちゃくちゃ高いものだと思っていたんですが、いわゆる高級オフィスチェアの半分以下くらいの値段で買えるのでおすすめです。

こちらも個別記事を書いているので参考にしてみてください。

快適な空気環境

テレワークが本格的に始まった 2 月後半から 3 月上旬あたりは、まだまだ寒い日が多く空気が乾燥していました。今年のはじめに乾燥から喉をやられて風邪をこじらせたことがあったので、同じ過ちを繰り返さないように加湿器を買いました。何度も給水するのが面倒なのと、価格も安いものが良かったので、 Amazon で適当に探して良さげだなと思った Dreamegg DG001 を使っています。

Remote work humidifier

容量は 2 L。蒸気の強さ (噴出量) は 2 段階で調節可能です。タイマーも 1,3,6 時間で設定可能です。
音も静かなので、寝てる間に起動していても全く気になりません。起動中の青色 LED がちょっと眩しいくらいです。

最近は空気が乾燥することもなくなってきたので起動回数は減ってますが、これがなければまた風邪をこじらせていたと思います。

広さは正義

ということで色々紹介してきましたが、全体的にはこんな感じになっています。

Remote work all

実はこれで机の半分のスペースなんです。使っている机は IKEA の LINNMON / ADILS テーブル です。奥行き 60 cm で、横幅はなんと 200 cm ! めちゃくちゃ広いです。ただ、ここに写っていない右半分には古い iMac とか本がおいてあったり、ちょっとした物置状態になっています。
ちなみにこのテーブルは高さが調節できないんですが、別売りで OLOV という伸縮できる脚があるのでそれをつかって調節してます。

幅も奥行きも大満足なこのテーブルですが、唯一の弱点が 軽さ です。椅子の肘置きがあたっただけでも結構揺れたり、長い辺の橋に極端に重たいものをのせると少し傾いたりすることがあるので、安定感に難ありです。本当はモニターアームを使って机上をより広く使いたいという妄想もあるんですが、果たして端っこに荷重をかけて大丈夫なのか、不安があります。

それでも、広さは正義です。

おまけ

作業とは直接関係の無い部分についても少し紹介します。

配線

これまでは床にタップがあったので、あらゆるコードが床を這っていました。そのため、椅子の脚 (コロコロ) で踏んだり絡まったりすることがよくありました。割とありがちな対策ですが、電源タップを机の裏にくっつけることによって、それらの問題は解決しました。

Remote work tap

電源タップ自体にも様々な種類がありますが、 エレコム ECT-0103BK は 10 個口で各口の間隔も少しずつ違っているため、様々なアダプタの形状があってもタップの口を有効に使うことができます。壁などに取り付けるためのネジも付属しているのでおすすめです。

雑念

ちなみに机の左端には

が置かれています。

Remote work other

本来、雑念であるこれらのものは視界に入らない場所に置くほうが良いと思いますが、個人的には少し遊びがあるくらいのほうが集中できる気がしてます。

余談ですが、この外出自粛期間にスピードキューブ始めてみませんか?室内でできる趣味として非常におすすめです。気付いたら数時間溶けてることもザラにあります。

まとめ

テレワークが始まって 1 ヶ月が過ぎ、なんとなく落ち着いた作業環境についての話でした。
一通りはアイテムが整った感じですが、追加するとなると Web カメラですかね。現状は右側に置いている MacBook Pro のカメラを使用していますが、どうしても目線が違う方向を向くことになります。まあ、必ずしもカメラ目線になる必要はないと思うのでこの状態で過ごしていますが、次の課金ポイントとしてはそこかなと思います。

色々紹介しましたが、一番大事なのは椅子かなと。触れている時間が一番長い、さらに特殊な場合1 を覗いて無いと作業できないくらい大事なアイテムです。様々な種類の椅子があり値段もピンキリですが、自分に合う一品を見つけて快適な着座環境をゲットしてもらいたいです。形状は様々ですが、アームレストはあったほうがいいです。椅子の昇降に加えて、アームレスト単体での昇降もあるとなお良いです。

個人的に他人の作業環境を見るのが好きなので、この機会にこんな記事がたくさん出てくると楽しいなと思ってます。


  1. 立った状態、または寝転んだ状態 ↩︎


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